黒風怪は何も気づきませんでした。老和尚を支えて中庭まで歩きました。話もしばらくしないうちに、外で巡回していた小妖怪がってきて報告しました。送信した小妖怪が殺されたと言いました。黒風怪はすぐに何が起こったかわかりました。槍を取り出して悟空に突き刺そうとしましたが、悟空はをかわして、ニヤニヤ笑って本来の姿を現しました。そして妖怪と戦い始めました。
二人は一発ずつ、一棒ずつ、互角に戦っていたが、太が沈むまで決着がつかなかった。妖怪は言った。「もうすぐ暗くなるから、明日また戦おう！」悟空はこのやつがまた逃げると知って、見逃すわけにはいかなかった。頭に一棒を打ち下ろしたが、妖怪は一陣の清風に化けての中に逃げ込んでしまった。
悟空は仕方なく観音院に戻った。唐僧は袈裟がまだ取り戻せないのを見て、とても心配していた。夜も眠れなかった。翌日明け方、悟空は唐僧に言った。「師匠、ご安心ください。老孫は今日袈裟を取り戻せなければ、あなたに会いに来ません！」と言って観音菩薩に相談することに決めた。
悟空は雲に乗って南海の楽伽山に来て、観音菩薩に会った。前に深くお辞儀をして、用件を話した。観音菩薩は聞いてため息をついて言った。「あなたはこの猿よ、人前で宝を見せびらかしたり、寺院に火をつけたりして、今のような事態を招いたのです。」言って子に何か言いつけて、悟空と一緒に雲に乗って黒風山へ向かった。
二人はすぐに黒風山に着いた。遠くから昨日の坂の前で道士が玉盤を持って歩いてくるのが見えた。悟空は前に出て一棒で道士を殺したところ、元の姿に戻って大きな灰の狼だった。悟空は盤子を拾って中を見ると、二粒の仙丹があった。どうやら仙丹会議に参加するつもりだったらしい。
悟空はひらめきがあって、一つの妙案を思いついた。観音菩薩に道士に変してもらって、自分は仙丹に変したが、元のよりし大きくした。観音菩薩は彼を盤子の中にれての中へ歩いて行き、悟空が言った作戦通りに黒風怪にその仙丹を食べさせようとした。
観音菩薩はの中にって、仙丹を黒風怪の手に渡して言いました。「小道は一粒の仙丹を差し上げて、大王の健康と長寿を祝います！」黒風怪はとても喜んで、仙丹をけ取って口にれようとしましたが、思いがけなく仙丹は自的に飲み込まれてしまいました。
悟空は黒風怪のお腹の中にると、元の姿に戻って、中で猿拳を打ち始めました。黒風怪は痛くて地面で転げ回りました。観音菩薩も元の姿に戻って、彼に仏を渡すように命じました。黒風怪は痛みに耐えられなくなって、小妖に袈裟を持って来させました。観音菩薩は仏をけ取って、小さな金のを取り出して、黒風怪の頭にかけました。
観音はやっと悟空を出させました。悟空は黒風怪の鼻から飛び出すと、黒風怪は凶相をして、黒鬘枪を持って観音に突き刺そうとしました。観音は空中に浮かんで、呪文を唱えました。黒風怪はすぐに頭が痛くなって、地面に跪いて観音に命乞いしました。そして出家することを約束しました。
観音菩薩は仏を悟空に渡して、黒風怪と一緒に南海に帰りました。悟空は黒風の小妖たちが既に逃げてしまったのを見て、火を放ってを焼きました。そして雲に乗って観音院に戻りました。唐僧と寺の僧たちは悟空が仏を取り戻したのを見てとても喜びました。翌日、唐僧師弟は観音院を出発して西へ向かいました。
